2008年10月28日火曜日

脳「化粧した私は他人」 茂木さんとカネボウ研究

(朝日 2008年10月17日)

女性が化粧した自分の顔を見たとき、
脳内では他人の顔を見たときと同様の反応が起きている。
カネボウ化粧品は、脳科学者の茂木健一郎さんらとの共同研究から、
こんな分析結果を発表。

「商品づくりにすぐには結びつかない」(カネボウ化粧品)が、
「化粧が人間の脳の働きに、どんな影響を与えているか、さらに調べる」

同社の基盤技術研究所と茂木さんら脳科学者は、
昨年7月から共同研究を開始。

20~30代の女性17人を対象に、自分と他人の素顔と化粧した顔、
計4種類の写真を見せて、大型診断装置で脳内のどこが反応しているかを観察。

その結果、自分の化粧した顔を見たときと他人の顔を見たときで、
脳内での反応場所が同じだと分かった。

茂木さんは、「女性は化粧した自分の顔を、自分の顔だとわかりながら
他人のように客観化して見ている。
つまり、女性は他人に見られることを前提に自らを構築している

http://www.asahi.com/science/update/1016/TKY200810160302.html

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