2008年10月31日金曜日

どうする「未病」:アルツハイマー病治療薬の開発につながる重要なメカニズムを発見

(毎日 10月28日)

現在、日本は高齢者(65歳以上)人口が、総人口に占める割合は22.1%。
70歳以上の人口も2000万人を超え、本格的な高齢化社会に。

国内では、認知症老人が100万人を超え、認知症に対する対策が
社会的な課題となっている。
認知症の約半分が、アルツハイマー病患者とされ、
早期の治療薬の開発が待たれているのが現状。

独立行政法人理化学研究所から、「アルツハイマー病の原因となる
『アミロイドベータ』の産生調節機構を解明--
新しいアルツハイマー病治療薬の開発に有望戦略」
というニュースが発表。

神経細胞の細胞膜内の特殊領域「膜マイクロドメイン」で起こる
「マイクロドメインスイッチング」が、アルツハイマー病発症の原因となる
「アミロイドベータ」の産生を調節する重要なメカニズムであることを発見。

「マイクロドメインスイッチング」をさらに解析することにより、
新たな治療薬の開発につながると期待。

完全な治療法が見つかっていない現状において、
何よりもアルツハイマーにならないにこしたことはない。
そのためには、まず普段の生活習慣から見直す。

例えば、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が
アルツハイマーの危険因子であることは広く知られている。
バランスの良い食事や適度な運動が予防効果につながる。
日頃から脳を使うことも大切。

その日の行動を思い出しながら日記をつける、簡単な計算をするなど
脳に刺激を与え、活性化するように心がける。
小さなことからコツコツと、きちんとした生活習慣を身につければ、
発症率の低下にもつながるのではないか。

http://mainichi.jp/life/health/news/20081028org00m100037000c.html

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