(2009年8月21日 Japan Medicine(じほう))
文部科学省は、「大学における看護系人材養成の在り方に
関する検討会」(座長=中山洋子・福島県立医科大看護学部長)の
第1次報告を公表。
保健師教育を、看護系大学の卒業要件から外し、
選択制とする方向性を示した。
保健師教育を選択制とするためには、保健師課程の必修科目を
選択科目とするなど、カリキュラム改正が必要。
文科省は、「来年4月からは時間的に難しい」と、
選択制は2011年4月の入学生から適用される見込み。
看護系大学では、4年間で看護師教育と保健師教育を行う
「統合カリキュラム」を導入、
「保健師教育に必要な実習施設が確保できない」、
「カリキュラムが過密」などの問題点が指摘。
第1次報告では、
▽看護系大学の保健師教育に選択制を導入、
▽学士課程を看護師教育のみとする、
▽保健師教育を含める、
▽学生が保健師教育を選択できる、
などは大学が決める方向性。
助産師教育は、引き続き選択制とし、専攻科や大学院など、
社会のニーズに応じた充実化を図るべき。
第1次報告では、6月末の会合で提示した案に
教養教育に関する記述を追加。
大学教員については、学術研究上の実績と成果に裏付けられた
質の高い教育実践が求められると指摘。
看護系大学は、職業教育の性格も併せ持つとした上で、
「教養教育の基礎の上に立ち、理論的背景を持った
分析的・批判的見地から取り組まれるもの」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/8/21/106116/
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