(岩手日報 8月13日)
新たな発電法として注目を集める「温度差発電」の公開実験が、
奥州市の千田精密工業(千田伏二夫代表取締役)で行われた。
研究の第一人者、慶応義塾大の武藤佳恭教授が実験。
温度差発電は、温度差を与えると発電する「ペルチェ素子」という
半導体を利用した発電法。
まだ研究段階だが、地熱や温泉を活用した発電への発展など注目。
実験では、氷水と湯を入れたコップを二つ用意。
ペルチェ素子に、「ヒートパイプ」と呼ばれる熱を伝える管を
接続した装置を、コップの中に入れるとライトが光った。
課題は、温度の伝達。
ヒートパイプとの接続部分などで、温度が半導体に伝わる前に
逃げてしまうと、十分な発電ができない。
半導体や部品加工を手掛ける千田精密工業が、
接着剤を使わない接着技術やヒートパイプの開発で協力し、
発電効率の向上を図る。
武藤教授は、「千田精密の技術を活用し、接着剤が不要になれば、
伝達は大幅に向上する」
千田代表取締役は、「温泉での利用など、夢のある発電法。
岩手発の技術で貢献したい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090813_9
0 件のコメント:
コメントを投稿