(岩手日報 2月16日)
県警は、昨年の県内での自殺者数(暫定値)を発表。
自殺者数は、前年を23人上回る513人、3年ぶりに500人台。
「経済・生活問題」、「勤務問題」を原因・動機とする自殺者が
2割を超え、依然として雇用情勢の悪化が暗い影。
513人のうち、男性は360人(前年比18人増)、女性153人(同5人増)。
成年が503人で、全体の9割以上を占め、
未成年も9人(1人年齢不詳)。
年代別では、70歳代以上が116人で最多。
50歳代は、前年比19人増の115人。
60歳代は同17人増の92人、40歳代は同26人減の61人、
30歳代が同32人増の71人。
原因・動機別(複数の場合あり)では、「健康問題」193人、
「経済・生活問題」111人、「勤務問題」40人。
理由が特定できない「不詳」は、215人。
県内での自殺者数は、2003年の574人をピークに減少傾向、
08年から再び増加に転じている。
本県の傾向として、中高年の自殺者が多い。
県障がい保健福祉課によると、失業や生活苦、病気など
さまざまな要因が重なって、自殺に追い込まれるケースが多い。
県は、関係機関と連携を深め、予防対策を強化。
昨年7月、県精神保健福祉センター内に、
県自殺予防情報センターを設置。
相談支援や遺族のケア、研修会開催などに取り組んでいる。
同課の山田昭人主任主査は、
「自殺予防のため、官民一体となって取り組みたい。
各相談窓口の連携を深めて対応したい」
県警の発表は、県内で発生した自殺者数で、県人以外を含む。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100216_4
0 件のコメント:
コメントを投稿