2011年1月25日火曜日

自殺者3年ぶり減少 昨年の県内、467人

(岩手日報 1月19日)

県警は、県内で2010年の1年間に発見された自殺者数が、
前年比45人減の467人(暫定値)。

働き盛りの50代が前年比で20人以上減るなど、
3年ぶりに減少に転じたが、40代や70歳以上が増え、
全体では依然として高い水準。

自殺者は男性304人(前年比54人減)、女性163人(同9人増)。
全体では、08年9月のリーマン・ショック後、初めて減少に転じた。

年代別では、70歳以上が最も多い129人(同13人増)、
全体の3割近くを占めた。

近年課題となっている中高年層は、50代が前年比23人減の92人だったが、
40代は同11人増の71人。
未成年は前年と同じ9人。

遺書などで判明した原因・動機別(複数選択可)では、
うつ病などの「健康問題」が212人、借金や生活苦など
「経済・生活問題」が103人、「家庭問題」が49人。
職業別では、無職者268人や自営業55人が多かった。

発表は、県人以外の自殺者も含むが、
例年だと県人の割合が大半を占める。

県などでは、働き盛り対策などに重点を置いて取り組んでいる。
県障がい保健福祉課の山田昭人主任主査は、
「詳しく分析していないが、失業者や高齢者など無職者への対応が
さらに必要となってくるだろう」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110119_10

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