2011年5月16日月曜日

「平泉」世界遺産へ イコモスが「登録」勧告

(岩手日報 5月7日)

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、
国際記念物遺跡会議(イコモス・本部パリ)は7日早朝(日本時間)、
世界遺産登録に再挑戦する「平泉の文化遺産」について、
柳之御所遺跡を構成資産から除外することを条件に、
「登録」とするよう勧告。

イコモスの評価は、世界遺産委員会に大きな影響力を持つため、
「平泉」の世界遺産入りはほぼ確実。
正式な登録可否は、6月にパリで開かれる
第35回世界遺産委員会で決まる。

イコモスの勧告は、
▽登録
▽情報照会
▽登録延期
▽不登録―の4段階。

平泉は、「登録」という最も高い評価を受けた。
最終関門となる第35回世界遺産委員会は6月19~29日、
フランスのパリで開催。
委員国21カ国による審議で、登録の可否が決まる。

「平泉の文化遺産」は2001年、世界遺産暫定リストに登載。
08年の前回は、イコモスが「登録延期」を勧告。
逆転登録を目指したが、同年の世界遺産委員会でも評価は覆らなかった。
日本の世界遺産候補で、「登録延期」となったのは平泉が初めて。

これまで登録された日本の世界遺産数は、
14件(文化遺産11件、自然遺産3件)。
平泉が登録されれば、15件目となり、
文化遺産としては北海道・東北で初。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110507_4

0 件のコメント: