2008年5月23日金曜日

メタボ検診計画策定 国保の加入者対象生活習慣病を早期発見

(東海新報 5月17日)

陸前高田市は、食生活の乱れや運動不足などで
全国的に生活習慣病が増加傾向にあることから、
若いうちから予防して健康づくりを進めようと
「特定健康診査等実施計画」を策定。

国民健康保険に加入している40~74歳の被保険者と
被扶養者を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に
着目した特定健診、特定保健指導を行っていく。

高齢化の進展に伴って疾病構造が変化し、生活習慣病が増加。
全国の死亡原因では、6割にも達し、医療費の3分の1を占め、
若いうちから予防を進めて病気を早期発見することが求められている。

同計画の策定は、国保を運営している市(保険者)が
加入者(約1万1600人)の健康維持や生活の質の向上を図り、
内臓脂肪型肥満のメタボ該当者や予備軍の減少を図るのがネライ。

計画期間は、20年度を初年度に24年度までの5カ年。
「高齢者の医療の確保に関する法律」により、
保険者は被保険者と被扶養者に、特定健康診査と特定保健指導の実施が
義務づけられたことが背景。

病気の早期発見には健診が欠かせないが、
同市の国保加入者の健診受診状況(40~74歳)は、
19年度が30.8%(2012人)と低迷。
年齢区分別では、男女とも年代が上がると数値が高まる傾向にあり、
40、50代の受診率が低い。

今後は、特に若い世代の受診率を高めていくことを重点に掲げ、
計画最終年度の受診率の目標を「65%(3935人)」と設定。

具体的な健診は、9月以降にスタートする予定。
メタボ該当者や予備軍に対し、生活習慣を改善し、
内臓脂肪を減少させるよう指導。

メタボの診断基準の一つとして、腹囲(へそ周り)が男性は85センチ、
女性は90センチを超えると指導の対象。

http://www.tohkaishimpo.com/

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