2008年5月18日日曜日

岩手らしい産業集積へ 移動県庁で知事が意欲

(岩手日報 5月15日)

達増知事が、沿岸地域に滞在する移動県庁は、
釜石市や住田町などで開かれた。
大船渡市の産業団体との意見交換で、達増知事は
「海洋研究機関や水産業振興で一定の効果が出ている。
岩手らしい草の根型の新しい産業集積を目指していきたい」。

気仙地域産業戦略会議の特別会で、達増知事は
海洋版シリコンバレー構想は既に効果が出てきている。
農林水産品や人の輪などは世界にも通用し、所得の上昇や
地域振興の弾みになる資源だ。県もしっかり支援していきたい」。

釜石市では、湾口防波堤を観光船から視察。
釜石市の上村俊一副市長らが、
湾内の静穏水域での養殖や観光戦略など説明。

釜石市から大船渡市までは、三陸鉄道南リアス線の「産直列車」で移動。
車内で、手作りお菓子や海産物などの販売の様子を見学、
生産者や三陸町三鉄友の会(熊谷久直会長)、乗客らと交流。
住田町では、すみた森の案内人(佐々木義郎代表)とも懇談。

達増知事は、2日間の移動県庁について
「地域資源の可能性や活用の方向性が私自身見えてきたし、
地元の皆さんと確認できた。県全体の行政にも反映させていく」。
移動県庁は29、30日、二戸市、久慈市など県北地域で実施。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080515_6

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