(岩手日報 3月2日)
銀座にある本県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」が、
大掛かりな店舗改修を行い、26日にリニューアルオープン。
1998年のオープン以来、右肩上がりで売り上げを伸ばしている
同店だが、集客の柱になっていた歌舞伎座が、
5月から3年間の長期休館。
客数の落ち込みが懸念されるこの時期に、リニューアルで勝負。
リニューアルは、老朽化した壁面や天井を、木のぬくもりを生かした
明るい店内に改修。
生鮮食品から工芸品まで、幅広い商品が人気の同店だが、
商品数をさらに増やすため、陳列棚や冷凍・冷蔵設備を更新、
商品を保管するストックヤードも拡張する計画。
予算は、県の9月補正予算に盛り込んだ約8千万円。
国の緊急経済対策による交付金を活用。
改修工事のため、12日から2週間の休業を余儀なくされるが、
5日から閉店前の在庫一掃の売り尽くしセールを開催。
26日から、オープン記念セールを行い、
歴史的建造物でもある歌舞伎座との別れを惜しむ見物客らの
取り込みも図る戦略。
銀河プラザは、98年に銀座5丁目にオープン。
有名百貨店が軒を並べる「銀座中央通り」に近く、
道路を挟んで斜め向かいに歌舞伎座が位置。
都内にある地方自治体のアンテナショップの中で、随一の好立地。
多彩なイベントなども実を結び、2008年度の売り上げは、
99年に比べ1・6倍の約5億4700万円に増加。
アンテナショップの中でも沖縄、北海道に次ぐ売り上げを誇るが、
特に歌舞伎座の来場者が立ち寄るケースが多く、
公演前に弁当を求める人や公演後にお土産を買う客などが多い。
歌舞伎座は、老朽化のため、5月から建て替え工事に入る予定、
4月下旬までの「さよなら公演」が最終。
新歌舞伎座の完成は13年春、銀河プラザ側にも
何らかの対応策が求められていた。
県産業経済交流課の橋本良隆総括課長は、
「歌舞伎座が長期休館に入ることに加え、他のアンテナショップも
売り上げを伸ばし、これからが正念場に。
ピンチをチャンスに変えられるよう、
より魅力的な店舗に生まれ変わらせたい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100302_14
0 件のコメント:
コメントを投稿