2010年6月30日水曜日

肉食少ないと骨折危険3倍 東北大、高齢者調査で

(2010年6月22日 共同通信社)

食生活が野菜などに偏って、肉類をあまり食べない高齢者が、
寝たきりにつながる転倒骨折をする危険は、
そうでない人に比べて3倍近く高くなるとの調査結果を、
東北大の研究チームが21日までにまとめた。

調査は2002~06年、仙台市に住む70歳以上の男女877人を
対象に実施。
「野菜食」、「肉食」などの食事パターンを把握した上で、
骨折の有無などを継続調査。

調査に当たった岩崎鋼准教授(漢方内科)によると、
4年間に交通事故などを除く転倒骨折をしたのは、877人中28人。
食生活と骨折の関連性を解析したところ、
野菜を毎日のように頻繁に食べるが、肉類はほとんど食べない
「野菜食」の人の骨折リスクは、そうでない人に比べ2・7倍高かった。

2日に1回程度は肉類を食べる「肉食」に当てはまる人の
骨折リスクは、肉をあまり食べない人よりも2・8倍低かった。

欧米では、肉食中心の食生活は骨密度を下げるとする調査が多い、
岩崎准教授は「意外な結論だが、欧米に比べて
日本の高齢者は肉類の摂取量が少ないためかもしれない。
野菜に偏りがちな人は、意識的に肉類を
食べるようにしたほうが望ましい」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/22/121904/

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