(2010年6月23日 共同通信社)
眠りの深い「ノンレム睡眠」に導く、新たなタンパク質の働きを
解明したと、自然科学研究機構生理学研究所の
山中章弘准教授(神経生理学)らの研究チームが22日、発表。
米国専門誌「SLEEP」の電子版に掲載。
これまでの睡眠薬は、脳の神経活動全体を抑制、
このタンパク質は眠りを促す神経を選んで作用するため、
少量で質の高い眠りを促す睡眠薬の開発につながる可能性がある。
研究チームは、タンパク質「ニューロペプチドB」(NPB)を
マウスの頭部に投与した結果、夜行性のマウスが夜になっても
眠り続けることを確認。
その上で、マウスの脳波と筋電図を同時に記録する装置を使い、
NPB投与マウスの睡眠状態を調べると、
脳も体も休んだ状態のノンレム睡眠であることが分かった。
NPBは、研究チームが2002年に人の脳内にあるのを発見、
詳しい機能は未解明。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/23/121957/
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