(2010年6月17日 共同通信社)
足踏みしながら「イヌ、ネコ、トラ...」
京都大の青山朋樹准教授(保健学)らが、
高齢者のための新しい運動を考案。
脳と体を同時に刺激するのが特徴で、
「転倒防止の効果が期待できる」
研究チームは、高齢者の転倒原因を調査。
転びやすい人は、歩きながら電話をするなど、
二つのことを同時に行う能力が低下していることを確認、
能力を向上させる2種類の運動を考案。
一つは、いすに座り素早く足踏みしながら、
「動物の名前」、「『か』で始まる」など、与えられた条件に合う
言葉を思い付くまま声に出して列挙。
もう一つは、立った状態で指示に従い、前後左右に一歩移動。
指示と逆方向に移動したり、「1は前、2は後ろ」とルールを決め、
数字を聞いて方向を判断したりすることで、難易度を高める。
いずれも最初は短時間行い、徐々に長くしていく。
高齢者30人に、これらの運動を6カ月間試してもらった結果、
ほかの高齢者と比べ、物を持って歩くなど二つのことを
同時に行う能力が向上した。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/17/121729/
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