毎日欠かさず、浴槽に入浴する人は健康状態がいい--。
浜松医科大医学部の早坂信哉准教授(公衆衛生学)は、
浴槽に週7回以上つかっている人は、そうでない人に比べ、
自分が健康だと認識している割合が高いとの調査結果。
早坂准教授は、「日本人の長寿に、入浴習慣が寄与している
可能性がある」
早坂准教授は08年、集団健診を受けた島田市の40~74歳の
男女617人を対象、入浴の状況と健康状態などを聞き取り調査。
その結果、入浴の回数を週7回以上と回答した人のうち、
90・2%が健康状態を「いい」と答えたのに対し、
入浴が週7回未満の人で「いい」と答えたのは81・8%。
睡眠の質について、入浴が週7回以上と回答した人の85・7%が
「いい」と答えたのに対し、週7回未満の人は79・5%。
健診時の採血結果は、入浴回数の違いで大きな差はなかったが、
自分が健康かどうかの感覚(主観的健康感)では、
比較的大きな差異が認められた。
主観的健康感は、将来の健康状態との因果関係を示す
医学的な指標の一つとして広く用いられている。
早坂准教授によると、これまで入浴と健康の関係を調べた
研究例は少なく、「浴槽入浴の習慣が、健康増進に関係している
可能性が示唆された。
今後、追跡調査などでさらに検討を進めたい」
Bathing in a bathtub and health status: A cross-sectional study
Shinya Hayasaka, Yosuke Shibata, Yasuaki Goto, Tatsuya Noda, Toshiyuki Ojima
Complementary Therapies in Clinical Practice. 2010(16).
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/17/121739/
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