2010年7月2日金曜日

釜石SWの昇格後押し 11年4月、発足10周年で有志

(岩手日報 6月24日)

釜石シーウェイブス(SW)RFCが、
来年4月で創設10周年を迎えるのを機に、
釜石地域の有志は7月から記念事業を展開。

各種企画を通じて応援ムードを盛り上げ、資金面でも力に。
悲願のトップリーグ(TL)昇格を目指すチームを、
地域一丸の“スクラム”で後押し。

地元の事業所、団体の代表者ら約110人でつくる委員会
(中田義仁委員長)が事業を推進。
2001年チーム発足から、丸10年に当たる来年4月25日までを
事業期間とし、SWの活動を広くアピールしながら、
強化費の調達も図る。

具体的には、10周年記念アイテムとして、車などに張れる
マグネットシール、応援にぴったりのマフラータオル、
協力店で使用できる買い物割引クーポン券を販売(いずれも千円)。
収益として見込む計150万円を、SWに寄付する計画。
クーポン券の発行で、単なる資金集めだけでなく、
SW支援を通じて、市民と街がつながる効果も期待。

サポーター会費やスポンサー料で運営している
SWの10年度予算は約8千万円。
今回の150万円も、収入として組み込まれている。

SWは、TL下部のトップイーストリーグ(TE)に位置。
国内最高峰のTLへ昇格する目標は、いまだ果たせていないが、
近年は着実に力をつけ、昨季はTEで12チーム中5位。
今季は、サポーターの期待も一段と大きい。
チームは、春先から精力的に強化試合をこなし、
成熟度を高めている。

中田委員長は、「(TEでの)順位も少しずつ上がってきており、
今季は何としても昇格してほしい。
(記念事業は)ラグビーの街・釜石の本領の見せどころだ」と
熱のこもった取り組みを誓う。

SWの増田久士事務局長は、
「(地理的条件に恵まれない釜石は)1回の強化試合で
約100万円掛かる。
今回の支援は本当にありがたい。
地元の後押しを受け、一緒に盛り上がっていきたい」と感謝。

アイテムの購入方法など、記念事業に関する問い合わせは
SW事務局(0193・22・1173)へ。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100624_10

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