2011年2月27日日曜日

基礎学力定着の必要性強調 花巻で教研発表会

(岩手日報 2月18日)

第54回県教育研究発表会(県教委主催)は、
花巻市の花巻温泉で2日間の日程で始まった。

「真の学力向上をめざして」をテーマに、県内の教員ら約1800人が
教育の向上のため、研さんを深めている。

初日は、全体会を開催。
黒沢尻北高の上原耕太郎校長は、
「高校入学時の学力状況について」と題して報告。

大手進学情報業者のデータを基に、
「(2008年度の)本県の専門学校進学率が、東北で最も高いのは、
学力不足で大学入学や就職ができず、
やむを得ず行くという現状の表れ」と指摘。

他県との高校入学時の学力差が、
そのまま大学入試センター試験時の差になっていることに触れ、
生徒の希望する進路達成のため、
中学までの基礎学力定着の必要性を強調。

家庭学習の在り方と部活動の関わりをテーマにしたシンポジウムは、
学校長や県スポーツ少年団の谷藤文明本部長らが討論。

「家庭学習と部活動は、対立するものでなく、両立すべきもの」、
「生徒と教員のために、スポーツ休養日を徹底する必要がある」、
「家庭学習の指導は、家庭と連携して進めるべき」などの意見。

会場からも、部活動の内容や休養日の設定について、
次々と質問が出され、関心の高さをうかがわせた。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110218_7

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