2010年9月24日金曜日

新食品開発にやりがい 気仙の障害者授産施設

(岩手日報 9月8日)

気仙地域の障害者授産施設の利用者が調理した新商品試食会は、
大船渡地区合同庁舎で行われた。

地元食材を利用したお菓子など、食品6品をお披露目。
参加者の反応も上々だった。
もともと工賃倍増を目的とした事業だが、
やりがいを感じる利用者の「笑顔倍増」にもつながっている。

盛岡市の食品開発プロデュース、メグミプランニングの
小野寺恵代表が指導。
大船渡市の星雲工房は、みそを使った和風菓子を開発。
ほのかに、みその香りや味も楽しめる「みそプリン」のほか、
みそパン、みそクッキーを作った。

陸前高田市のあすなろホームは、同市の「北限のユズ」を使った
シフォンケーキとクッキーを開発。
同市米崎産のワカメ粉末を練り込んだ「わかめうどん」には、
同市の八木澤商店のオリジナルめんつゆを添えるなど、
地産地消を随所に織り交ぜた。

約50人が試食。
「プリンがとろけるようでおいしい」、
「ユズの風味が効いたシフォンケーキが最高」など好評。

県のけせんチャレンジ・アップ作戦(工賃倍増支援)
モデル事業として実施。
気仙地域の月当たり平均工賃は1人約2万3千円、
来年度に2万7700円とすることを目標。

施設側から、「工賃以上に、利用者が笑顔になってうれしかった」、
「他のことにも、積極的に取り組めるようになった」との効果も報告。

小野寺代表は、「また食べたくなる味を目指した。
みんなが楽しく力を付けることが目標。
さらにバージョンアップしていきたい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100908_13

0 件のコメント: