2010年9月22日水曜日

三陸沖の海水温、高いと猛暑…予測精度向上

(読売 9月17日)

太平洋の三陸沖を中心とした海域で、6月以降の海水温が高いと、
日本が猛暑になりやすいことを、
海洋研究開発機構の中村元隆・主任研究員らが突き止めた。

猛暑になった今年も、6月上旬から海水温が高かった。
海水温の異常は、6月ごろから現れるため、
猛暑や冷夏を2か月前に予測する精度の向上に役立ちそう。

研究チームは、1957年から45年間の海水温のデータを分析。
三陸沖から北海道東方沖の数千キロ・メートルの帯状の海域で、
夏の海水温が平年より高い年は猛暑になる傾向があった。

高い海水温が大気の状態を変えた結果、
日本上空の偏西風の流れが北側にずれ、暖かい南風が
入り込みやすくなっていた。
海水温が低い年は、偏西風が南側にずれるため、
冷夏になることが多かった。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100917-OYT1T00006.htm

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