2010年9月13日月曜日

観光+医療で外国人誘致…独協医大と日光東照宮

(2010年9月2日 読売新聞)

観光と医療をセットにして、外国人旅行者を呼び込む
「医療ツーリズム」の広がりを受け、独協医科大が、
観光客誘致に力を入れる日光東照宮と共同で、
社団法人「国際観光医療学会」を発足。

全国の観光地にある大学や医療機関、観光施設に参加を呼びかけ、
患者とのトラブル防止、地域医療との両立、観光施設との連携など
について議論。
医療体制を整備することで、外国人観光客をさらに呼び込もうという狙い。
日光市内で開かれる設立総会には、複数の大学や病院が参加する予定。

世界遺産の東照宮などを擁する日光市には、
年間約6万人の外国人宿泊客が訪れる。
同大は、日光医療センターに全国でも珍しい「観光医療科」を新設。
鬼怒川温泉のホテルと提携し、国内外の観光客を対象に、
宿泊と人間ドックをセットにした医療サービスを始めた。

中国人看護師を常駐させ、帰国後のケアのため、
上海の大学病院と連携協定を結んだ。
中国や韓国の旅行会社から、「10人まとめて受け入れられるか」などの
問い合わせが相次いでいる。

同大日光医療センターの中元隆明院長は、
「外国人とは、言葉も文化も違うので、トラブルも起きかねない。
各地の医療機関が学会で取り組みを報告し、情報交換していきたい」

日光東照宮も、日本の高度な医療を外国人観光客らにPRし、
誘客につなげたい。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/9/2/124868/

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