2010年10月29日金曜日

ぜんそく発作に強く関係、新たな物質突き止める

(2010年10月19日 読売新聞)

ぜんそくの発作に強く関係している新たな物質を、
国立成育医療研究センター研究所と東京大の研究チームが突き止めた。

この物質は、アレルギー性疾患の主な原因とされる
免疫物質(IgE抗体)がない状態でも、発作を引き起こすもので、
新しい治療法の開発などに役立つ成果。

アレルギーの多くは、異物に対するIgE抗体の過剰反応で起こる
炎症性疾患とされる。
ぜんそく患者も炎症が見られたことから、発作は、ダニなどの死骸に
IgEが反応して起きると考えられていた。

同研究所の大保木啓介研究員らは、ぜんそく患者の体内で
IL33という物質を作る遺伝子が多く発現していることに着目。
この遺伝子を壊したマウスは、皮膚炎などIgE抗体による
アレルギー症状を呈したが、
ダニには反応せず、大量吸入しても発症しなかった。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/10/20/127173/

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