2010年10月26日火曜日

京都府立医大の松原教授ら、動脈硬化の仕組み解明 抗老化たんぱく質不足で

(2010年10月19日 毎日新聞社)

京都府立医大の松原弘明教授と草場哲郎研究員らのグループは、
抗老化たんぱく質「クロトー」が不足することで、血管が老化し、
動脈硬化につながるメカニズムを解明。
近く米アカデミー紀要(電子版)で発表。

グループは、動脈硬化で心筋梗塞や脳卒中となる患者は、
腎臓から分泌されるクロトーが少なくなっていることに着目。
生まれつきクロトーを持たないマウスを用いた実験で、
血管内側の細胞(血管内皮細胞)内のカルシウム濃度が
極めて高くなっていることを突き止めた。

このカルシウム濃度上昇で、細胞が死んで血管壁にすき間が生じ、
血しょうが侵入することを発見。
入り込んだ血しょう成分が、血管を石灰化して、
老化が導かれることを解明。

松原教授は、「血管病の予防や治療に向けた新たな戦略を
開発できる可能性がある」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/10/19/127113/

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