2010年11月25日木曜日

「肥満防止薬」実験成功…食事減らさず体重抑制

(2010年11月19日 読売新聞)

食事の量を減らさなくても、体重の増加を抑える「肥満防止薬」を
合成することに、米ジョンズホプキンス大などのチームが成功。
18日付米サイエンス誌に掲載。

チームは、人間や動物の中枢神経に作用して強い食欲を引き起こし、
肥満をもたらすホルモン「グレリン」に着目。
グレリンは、特定の酵素の助けが必要なことから、
この酵素を邪魔する物質を合成。

この物質を注射したマウスと、しないマウスに高脂肪のエサを
与えた体重を比較。
食べる量は変わらないのに、注射したマウスの約1か月後の
体重増加は、10%以内にとどまったのに対し、
投与しないマウスは、20%程度体重が増えた。

合成した物質は、食欲を抑えるのではなく、
糖などの代謝能力を高めていた。
摂取したエネルギーを消費して、体重増を抑えているらしい。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/11/19/128542/

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