2011年2月20日日曜日

初期人類、足に土踏まず…地上生活への移行示す

(2011年2月12日 読売新聞)

370万~290万年前にいた初期人類
アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)は、
アーチ形で土踏まずがある現代人と似た足を持っていたとする
研究結果を、米ミズーリ大の研究者らがまとめ、
10日発行の米科学誌サイエンスに発表。

人類は、約300万年前には樹上生活を捨て、
地上生活に移行していたことを示している。

アファール猿人は、1974年にエチオピアで見つかった
推定身長110cmの女性「ルーシー」の化石で知られる。

直立二足歩行をしていたと考えられていたが、
カギとなる足の指の骨が見つかっておらず、
木に登ることもあったか、議論が続いていた。

研究チームは、エチオピアで新たに発掘された
約320万年前のアファール猿人の足の甲の骨(中足骨)を分析。

現生人類の足と同様、足の裏がアーチ状になり、
歩行時に地面をけったり、衝撃を吸収したりできたと確認。
二足歩行が完成し、地上生活に完全に適応していた。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/2/14/132360/

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