2011年3月7日月曜日

北東北の医工が連携 盛岡で初の交流会

(岩手日報 2月26日)

北東北3県の医療機器関連企業、医療機関などが一堂に会する
北東北ものづくり医療機器産業交流会が、初めて開かれた。

医療機器関連産業は、景気に左右されにくく、
自動車、半導体に続く本県産業振興の第3の柱。
自社の固有技術を応用展開して、業界参入を目指す企業が集まり、
企業間連携、医療と工業の「医工連携」を図った。

3県から、関係者約100人が参加。
30の企業、研究機関が技術パネルを展示して、
自社の強みをプレゼンテーション。
本県からは10企業、機関が参加。

産業用機械のレンズの研磨加工を得意とする品川光学(奥州市)は、
2009年から生体に優しいCCM合金の人工股関節分野に参入。
骨頭部とカップ部の研磨技術で、高い評価を得ている。

白井光一社長は、「12年度までに試作品を完成させ、
13年度から大手メーカーに供給できるようにしたい」、
高度な研磨技術の多分野への応用展開をPR。

会場では、岩手医大、秋田大医学部付属病院、
弘前大大学院医学研究科の教授らが、
医療機器開発、医工連携などをテーマに講演。

企業関係者は、医療側のニーズを今後の研究開発の参考。
交流会は、北東北3県の関係機関の主催。

いわて医療機器事業化研究会の共同代表の一人で、
共立医科器械(盛岡市)の餘目正敏社長は、
「北東北で埋もれている技術の発掘、有効活用に一体で取り組み、
医療機器関連産業の振興、地域活性化につなげたい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110226_11

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