2011年3月11日金曜日

岡山・ロボットスーツ無料貸与 歩行リハビリに活用

(2011年2月28日 毎日新聞社)

岡山県は4月から、足が不自由な人の歩行を助ける
ロボットスーツを、県内の病院や施設に無料で貸し出す事業を始める。

筋力が衰えた高齢者や脳卒中患者のリハビリへの活用の可能性を探る。
地方自治体によるロボットスーツ普及支援は全国初で、
予算は、3年間で約6200万円。
県は、「ロボット大国・日本の有望株に先行投資して、
新産業を誘致したい」

貸し出すロボットスーツは「HAL」。

「ハイブリッド補助手足」を意味。
開発した筑波大の山海嘉之教授が、岡山市出身という縁で
普及支援を決めた。

全身型(重さ約23kg)と下半身型(同約15kg)があり、
山海教授が設立したベンチャー企業「サイバーダイン」が、
09年からレンタル販売、全国で約160台が稼働。

HALは、白い樹脂でカバーした近未来型デザイン。
皮膚に付けたセンサーが、脳が出す電気信号を感知すると、
股や膝など関節部分にあるモーターが動いて、人間の動きを補助する。

県は下半身型HALを、年間20台前後貸し出す。
従来のリハビリ装具に比べ、リハビリ期間の短縮につながるか、
脊髄損傷など重度のリハビリへの対応ができるかなどを調べる。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/2/28/133080/

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