2008年12月22日月曜日

みんなのニュース:ユニクロのネット戦略 広がるブログパーツ「UNIQLOCK」

(毎日 12月16日)

衣料品販売のユニクロが、ネットで展開しているブログパーツ広告
「UNIQLOCK」が、今年のカンヌ国際広告祭グランプリなど
世界三大広告賞をすべて受賞するなど話題。

ユニクロの服を着た女性が、軽快な音楽に合わせて踊る動画とデジタル時計が
5秒ごとに交互に表示されるもので、ユニクロの社名はどこにもない。
一般ユーザーが、自由にダウンロードして自分のブログに張れるため、
世界89カ国で約5万7000のブログが利用し、
ユニクロの情報を無償で発信する新しいスタイルの広告。

プロジェクトリーダーの勝部健太郎さんによると、
人気の秘密は「機能性」、「コンテンツ化」にある。

ブログパーツは、ブログやSNSのページ内に埋め込む部品で、
カレンダーや時計、企業広告などがある。
ブログの機能や見た目を向上させるため、開設者自身が設置し、
通常は企業と契約したり、設置を依頼されることはない。

ユニクロは、フェイスブック、マイスペースなど、世界の主なSNS4つと、
グーグルの検索画面を自分用に編集する「iGoogle」に対応。

「UNIQLOCK」は、07年6月から配信を始め、現在4種類ある。
動画は、4人の女性が「あやとり」や手を使った「影絵遊び」のような
動きを使った風変わりなダンスを踊っているもの。

世界各国で使ってもらうため、音楽とダンスと時計という
言葉を使わないコミュニケーションをコンセプトに。
動画200カットと10種類以上の音楽がランダムに組み合わされ、
いつも違う映像が流れていると感じるように演出。

狙い通り、「次は何か気になって、1時間も見続けてしまった」との声が
利用者から寄せられている。
勝部さんは、「ブログパーツは、コンテンツとしてのおもしろさと機能性がないと
利用者は飽きる。年末に企業が配るカレンダーをほしいと思うように、
ユーティリティー(機能、操作性を向上させるソフト)として
張り付けたくなるものを考えて時計にした」。

目標は、海外での認知度を高めること。
同社は、世界6カ国に店舗があり、09年には仏・パリに旗艦店を
開店する予定だが、ブランド名の浸透は「まだまだ」(勝部さん)。
「UNIQLOCK」を使うブロガーが増えれば、
ユニクロが自社のPRに使えるサイトがその分だけ増える。

出演者のオーディション風景を、動画共有サイト「YouTube」で
公開するなど、話題作りもした。
「ブロガーが使いたくなるようなアクセサリーを開発して、
世界中のブログサイトを、ユニクロの情報発信メディアにしたい」。

しかし、「UNIQLOCK」には社名の記載はない。
勝部さんは「映像をみた人が、『そういえば、Tシャツが欲しかったんだっけ』と
思い出すような、生活の中で自然に目に入ってくるような情報提供をしたい」

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081216mog00m040031000c.html

0 件のコメント: