2008年12月25日木曜日

天皇陛下、ハゼ研究で成果…国際遺伝学雑誌に論文掲載へ

(読売 12月23日)

ハゼの一種、キヌバリについて、太平洋側と日本海側に生息するものが
別種であることが、天皇陛下を中心とした研究で裏付けられ、
31日付オランダの国際遺伝学雑誌「GENE」に論文が掲載。

これまで同一種とされてきたが、研究では陛下も標本採取に加わり、
12ページにわたる英語の論文を一部執筆。

論文によると、キヌバリは全国の磯場に広く分布しているが、
日本海側の個体は体の黒い線が細く、7本あるのに対し、
太平洋側の個体は太くて線が6本という形態的相違がある。
このため陛下は、1980年代から「別種なのでは」と疑問を持たれていた。

2001年から、秋篠宮さまらも加わって、DNA解析を用いた共同研究に着手。
この結果、明確な遺伝的差異が確認され、やはりハゼの一種である
チャガラも、太平洋側と日本海側では別種の可能性が高い。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081222-OYT1T00807.htm

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