2008年12月29日月曜日

5年で2兆トンの氷が融解、温暖化でペース加速 NASA

(CNN 12月17日)

地球温暖化の影響で、南極とグリーンランド、アラスカの氷が溶けるペースが
早まり、2003年以来、1兆5000億トンから2兆トンもの氷が溶けたとする
観測データを、米航空宇宙局(NASA)が発表。

NASAの科学者スコット・ラスケ氏は、衛星2基を使った新技術で、
氷河と氷床の経年変化を測定。
同僚の科学者ジェイ・ズワリー氏も、別の衛星技術を使って
グリーンランドと北極、南極の氷の量の変化を調べ、
グリーンランドでは世界で年間約0.5ミリの海面上昇を引き起こすペースで
氷が溶けていると指摘。

海面上昇のペースは、15年前に比べて約50%速まっており、
今世紀の終わりまでに、海面は約45―90センチ上昇すると予想。

ズワリー氏は、現在の変化のペースを考えると、
地球環境の変化はますます予測がつかなくなっていて、
「地球温暖化の影響は、農業などわれわれの日常生活の多くの分野に及んでいる」
と警鐘を鳴らしている。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812170035.html

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