(毎日 12月27日)
緑茶の主成分のカテキンの一種が、アレルギー疾患に関係する
遺伝子の働きを抑制して、アレルギー疾患の予防につながる可能性を
示唆する研究結果が、日本薬理学会近畿支部会で発表。
福井裕行・徳島大学大学院教授と伊藤園の共同研究。
アレルギー性鼻炎や花粉症などの症状は、
花粉などの異物が体内に入って、肥満細胞から、かゆみなどを引き起こす
ヒスタミンが分泌されることで生じる。
ヒスタミンの分泌を抑える物質があれば、アレルギー疾患の防止に。
福井教授らは、緑茶に含まれるカテキンの一種
(抗酸化作用の強いエピガロカテキンガレート)が、
ヒスタミン分泌にかかわる遺伝子(ヒスタミン受容体遺伝子)や
アレルギー情報伝達物質の遺伝子の働きを抑えるかどうかを、
特殊な細胞を使って実験。
その結果、カテキンを添加した細胞は添加しない細胞に比べ、
ヒスタミン受容体遺伝子の働きが抑制されることが分かった。
http://mainichi.jp/life/health/news/20081227ddm010100165000c.html
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