2009年10月30日金曜日

新制度に不安や要望 戸別所得補償で県農協中央会

(岩手日報 10月25日)

花巻市は、県立大迫地域診療センターの今後の在り方に、
住民代表と4回目となる意見交換会を行う。

話し合いが長期化する中、市側は三役の副市長が初めて出席、
少人数による踏み込んだ議論に活路を探る考え。
入院や夜間・休日の救急をめぐる住民不安は続き、
議論の行方が注視される。

意見交換会は10月26、28日と11月2、6日の計4日間、
同町の大迫交流活性化センターなどで開催。
これまでと違い福祉団体、コミュニティー会議などの住民代表
約20人が、4回に分かれて出席。

大迫地域診療センターは、住民の反対の中、
4月から入院ベッドが休止。
花巻市は5月以降、住民代表と同センターの機能について
意見を交換。

8月、住民側から市が入院ベッドのある診療所を設置し、
民間の指定管理者に運営を任せる案が示されたが、
市側は9月定例議会の答弁で、否定的な見解。

無床化から半年余りが経過し、住民の関心低下やあきらめも
垣間見られるが、指定管理制を提案した
特別養護老人ホーム桐の里の佐藤忠正園長は、
「市はこの半年、住民の話を聞くだけに終始した。
大迫が地域として生き残るには、外来、入院、救急の
3機能を持つ診療所が必要

市は、「(現行の)一定数の診療科を持つ外来」と
「入院ベッド」のどちらを優先するかを決めた上で、
「市営」以外の具体策を詰めたいという姿勢がにじむ。

入院機能を再開する場合、施設の民間移管が有力な選択肢だが、
将来の撤退や医療の質の面で住民の懸念は根強い。
花泉地域診療センターが民間移管をめぐって混乱したことも、
議論に影響を与える可能性。

住民から地域医療への積極関与を求められている
同市の佐藤格健康こども部長は、
「まず、住民が何を一番に求めているかを聞きたい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091025_6

0 件のコメント: