2010年7月11日日曜日

就寝前の携帯使用控えて 日大医など

(2010年7月2日 読売新聞)

就寝前に毎日携帯電話を使う中高生は、使わない生徒と比べ、
睡眠障害になるリスクが約1・4倍に高まることが、
日本大学医学部の大井田隆教授(公衆衛生学)らの
グループによる全国調査でわかり、
日本睡眠学会第35回定期学術集会で発表。

調査は、2008年10月から2009年3月にかけて、
全国から無作為に抽出した92校の中学生4万151人、
80校の高校生5万5529人が質問書に回答する形で実施。

就寝前、毎日携帯電話で通話やメールをする生徒は、
そうでない生徒と比べ、「入眠障害」や「中途覚醒」、「早朝覚醒」などの
睡眠障害を発症するリスクが約1・4倍高い。

日中に過度の眠気に陥るリスクも、毎日通話する生徒で1・17倍、
メールする生徒では1・5倍高かった。
睡眠の質が悪くなったり、睡眠時間が6時間未満に
減ったりするリスクも高かった。

1日の携帯電話使用時間(1か月平均)が2時間を超えたのは、
高校2年の男子で35%、女子で45・8%、
「就寝前に毎日携帯電話でメールをする」男子は18・9%、
女子は27・8%。
「毎日通話する」生徒も、高校3年男子で11・2%、
女子は12・5%。

同大医学部の宗沢岳史助手は、
「中学や高校の健康教育で、生徒たちに就寝前の携帯使用を
控えるよう指導してほしい」と警鐘。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/2/122365/

0 件のコメント: