(読売 7月7日)
高地トレーニングの指導者として、
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の日本代表に
同行した三重大教育学部の杉田正明准教授(44)。
「(初戦の)カメルーン戦の勝利が、一番うれしかった。
選手の体力が持ち、トレーニングの効果を肌で感じられた」と
興奮した様子で振り返った。
同大会は、標高1000m以上の会場が多く、
カメルーン戦は1400mのブルームフォンテーンで行われた。
杉田准教授は、体力科学が専門。
高地での試合に備え、日本サッカー協会はマラソン選手の
高地トレーニングの研究に携わった経験を買って、指導を求めた。
杉田准教授は、5月下旬の国内合宿から決勝トーナメント1回戦の
パラグアイ戦まで同行。
酸素の薄い高地での急激な体力消耗を防ぐため、
摂取酸素量を制限する「低酸素マスク」を、
国内外で十数回、選手に着用させるなどした。
杉田准教授は、「カメルーン戦の後で遠藤(保仁)選手らが、
『先生、全然疲れなかったよ』と言ってくれた」と振り返った。
日本サッカー協会から贈られた代表選手のサインが入った
ユニホームも披露。
「杉田先生へ 高地対策大成功!」などと書かれたユニホームを手に、
「一生の宝物です」と笑顔を見せた。
http://www.yomiuri.co.jp/wcup/2010/news/japan_2/news/20100707-OYT1T00036.htm
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