2010年10月4日月曜日

浜松で「心の健康」調査 在日ブラジル人、3割が「抑うつ状態」

(2010年9月24日 毎日新聞社)

浜松市精神保健福祉センターは、市内に外国人登録している
ブラジル人の「心の健康」を調べた結果をまとめた。

回答者の約3割が、悩みやストレスにより「抑うつ状態」と判定、
同センターは、「経済的な不安や生活習慣の違いなどの
複合的な問題が強いストレスになっている」
在日ブラジル人に限って、メンタルヘルスを調べたのは全国で初めて。

調査は、アンケート形式で昨年12月から今年2月にかけて行った。
16歳以上のブラジル人のうち、5000人を無作為抽出して
調査用紙を郵送。

4085人に用紙が届き、男性378人、女性343人の計721人
(回収率17・6%)から回答。

回答結果から、「抑うつ状態」と判定した割合は28・7%。
自殺を考えたことがあるとの回答は、8・6%。

過去1年間に悩みを抱いたり、ストレスを感じたと答えた約6割の人に、
その原因を複数回答で尋ねたところ、
収入減などの「経済問題」が43・6%で最多。
「家庭問題」26・6%、仕事先での人間関係など「勤務問題」26・4%、
「健康問題」13・7%--などと続いた。

同センターは、「ブラジル人が、母国語で相談を受けられる施設を
増やすなどの対策を講じる必要がある」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/9/24/125989/

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