2010年12月15日水曜日

虫歯と歯周病菌99・99%死滅…東北大新手法

(2010年12月9日 読売新聞)

虫歯や歯周病などの原因菌を、ほぼ死滅させられる新たな殺菌法を、
東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームが開発。

治療機器の開発も進められ、画期的な治療法が数年以内に
実用化できるとの期待が高まっている。
米国の代表的な薬学雑誌12月号に掲載。

菅野助教らは、虫歯菌や歯周病菌など4種類の口腔内細菌と
過酸化水素の水溶液に、目に見える波長のレーザー光を照射。
強い殺菌作用のある物質「活性酸素」の一種を発生させ、
3分以内に99・99%以上の菌を死滅させた。

人体への影響はないとみられ、治療が難しい歯周病の奥深い病巣を
殺菌することなどへの応用が期待。

研究チームは、精密機械製造「リコー光学」(岩手県)などと、
過酸化水素水とレーザー光を同時に出す歯周病用の治療機器の
開発を進めている。
今年度中には動物実験を終え、2011年度以降に臨床研究に入る予定。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/12/9/129580/

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