2010年12月13日月曜日

伝統医学に"共通言語" WHOが作成へ

(2010年12月7日 共同通信社)

世界保健機関(WHO)は、漢方やはりなどの伝統医学で使われる
病名や施術名などの用語をまとめた「伝統医学国際分類」作成に着手。
伝統医学に関する統計や研究、政策の基礎となる
世界の"共通言語"を作る初の試み。

都内で記者会見した計画の中心メンバーの1人、
慶応大の渡辺賢治漢方医学センター長によると、
伝統医学は世界で多くの人に利用されているが、
どんな治療にどの程度の効果があるかといったデータ収集や評価、
国際的な情報交換が進んでいない。

日中韓を中心とした東アジア起源の伝統医学について、
各国で使われている用語の共通点や相違点を整理。
2014年までに作業を終える見通し。

WHOは、西洋医学について「国際疾病分類(ICD)」という体系を
まとめており、現在は第10版。
15年までに改訂する見込み、伝統医学は第11版に組み入れることを目標。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/12/7/129406/

0 件のコメント: