2011年1月2日日曜日

大腸がん確率、計算できる 年齢、体格、生活習慣で

(2010年12月22日 共同通信社)

40~69歳の男性が、今後10年間に大腸がんになる確率を、
年齢や身長、体重などのデータと生活習慣から簡単に導き出す
計算法を、国立がん研究センターなどが開発、22日発表。
確率は0・2~7・4%になる。

同じ年代でも、生活習慣によって確率は数倍違う。
開発に携わった笹月静・同センター予防研究部室長は、
「確率の数値そのものを気にするよりも、
生活習慣を見直すきっかけにしてほしい」

計算法では、40~44歳を0点、45~49歳を1点などと数値化。
体重(kg)を身長(m)の2乗で割った体格指数(BMI)が
25未満は0点、25以上は1点。
飲酒は、飲む頻度や量に応じて0~2点。
喫煙習慣と運動する量に応じた点数を設定。
5項目の合計点に対応した大腸がんの発症確率が分かる。

茨城など6府県の40~69歳の男性約2万8千人を、
1993年から2005年まで追跡した疫学調査から、
大腸がんの発症確率を予測する計算法を開発。
別の地域の約1万8千人に当てはめると、
予測とほぼ同じ発症割合になった。

女性では、大腸がんのリスクを予測する項目がはっきりせず、
こうした計算法はできない。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/12/22/130196/

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