2011年2月2日水曜日

薬膳使用料理「富山やくぜん」に認定基準…富山

(2011年1月22日 読売新聞)

薬膳を新たな観光資源に育てようと、
富山市などが、健康に効果があるとされるイチョウやウコンなどを
使用した料理を、「富山やくぜん」として認定することに。

富山国際会議場で開かれた「富山やくぜん普及推進会議」で、
6つの認定基準が決まった。

市薬業物産課によると、同市内では料亭やそば屋など約10店が、
薬膳を明確に打ち出した料理を提供、
薬膳の定義は各店の判断に任せている。

定義を明確化することで薬膳のすそ野を広げ、
約300年の歴史をもつ「富山のくすり」のブランド価値を高める狙い。

今回決めた認定基準は、
〈1〉県内食材を使用
〈2〉厚労省が規定する約800種類の「食薬」のうち、最低1種類を使用
〈3〉うま味調味料などを控える
〈4〉食材の特徴を客に説明する
〈5〉研修会に参加する
〈6〉料理が独創的で視覚的にも優れている-の6点。

今年5月、有識者らで作る認定委員会を発足。
1年に2回程度、料理店から薬膳を募集し、委員が審査し、
6つの認定基準をすべて満たしている料理を、富山やくぜんに認定。
今秋には、同委員会に認定された薬膳の料理コンテストも開催。

1983年から、高麗人参などとそば粉を混ぜた「くすしそば」を
売り出している「まるぜん」(富山市)の3代目、窪田憲修さん(47)は、
「薬膳は、今でも薬くさいといったマイナスのイメージが先行。
今回の取り組みをきっかけに、福井の越前ガニに負けないような
ブランドに定着させたい」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/1/24/131434/

0 件のコメント: