2011年6月10日金曜日

大腸菌は毒性強い新種か WHO、死者18人に

(2011年6月3日 共同通信社)

ドイツを中心に、欧州で感染が広がっている腸管出血性大腸菌
「O104」について、WHOはこの大腸菌がこれまで見つかっていない
新種である可能性が高い。
専門家の解析の結果、この菌は感染性も毒性も強いと報じている。

世界的にも最大規模の感染となる恐れがあり、
WHOと欧州連合(EU)は、共同で感染源特定や治療態勢確立などを急ぐ。
2日時点で、ドイツを中心に死者は18人、感染患者は1500人以上。

ロシアが、EU全加盟国からの生野菜の輸入を2日から停止するなど、
感染拡大の影響も深刻化。
WHOは、「感染拡大に関連していかなる貿易規制も推奨していない」と、
過剰反応を自制するよう呼び掛けている。

感染拡大は、5月下旬に明らかに。
ドイツ保健当局によると、これまで感染源と報じられていた
スペイン産キュウリは検査の結果、感染源ではないことが判明。

WHOは、一般的な大腸菌予防策として、
「少なくとも食材の中心の温度が70度に達するまで、調理するように」
勧めている。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/6/3/137458/

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