2011年6月7日火曜日

出生率1・39、再び上昇 自然減は初の10万人超 人口動態統計

(2011年6月2日 共同通信社)

女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率が、
2010年は1・39だったことが、厚生労働省の人口動態統計(概数)。

05年、過去最低の1・26となった後に上昇、
08年と09年は1・37と横ばい、
今回0・02ポイント上がり再び上昇傾向。

出生数から死亡数を引いた自然増減は、
マイナス12万5760人で、初めて10万人を超えた。

出生率について厚労省は、30代後半や第2子以降の出産が
増えたためと分析。
「上昇に転じたものの、少子化傾向は今後も続くとみられる」

年齢別では、10代後半~20代前半は09年より下がったが、
20代後半~40代後半は上昇。
第1子出産時の平均年齢は29・9歳、0・2歳高まった。

都道府県別では沖縄が最高で、1・83。
島根、宮崎が1・63、熊本1・61、鹿児島1・60の順。
最低は東京の1・12。

出生数は107万1306人、1271人増加。
死亡数は119万7066人、5万5201人増。

死因の最多は、がんの35万3318人で30年連続。
心疾患18万9192人、脳血管疾患12万3393人。

結婚は70万213組、7521組減少。
離婚は25万1383組、1970組減。

自殺は1183人減の2万9524人で、3万人を下回った。
警察庁の統計では昨年、13年連続で3万人を超えたが、
厚労省は市区町村に提出される死亡届を基に集計。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/6/2/137399/

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