2008年4月24日木曜日

琥珀の中に8700万年前のカマキリ化石、体長14ミリ

(読売新聞 2008年4月18日)

岩手県久慈市の久慈琥珀博物館は、同館近くの採掘場から、
琥珀に閉じ込められた白亜紀後期(約8700万年前)の
カマキリの化石を発見したと発表。

カマキリの化石としては、日本最古。
佐々木和久館長(48)が見つけた。
頭から押しつぶされた後部までの長さは約14ミリ。

北九州市立自然史・歴史博物館の上田恭一郎・学芸担当部長(57)が
鑑定したところ、獲物を捕らえる「斧」のつけ根に、
現在のカマキリと共通するトゲがあった。
これまで見つかった白亜紀のカマキリにはこのトゲがないといい、
上田部長は「新種の可能性が高い。
現在のカマキリと白亜紀のカマキリを結ぶ、大きな発見だ」。

琥珀は、樹液が250万年以上をかけて固まった宝石で、
久慈市は世界有数の産地。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080417-OYT1T00855.htm

0 件のコメント: