2008年6月1日日曜日

エネルギー消費の異常解明 東大、肥満薬開発に期待

(共同通信社 2008年5月26日)

筋肉でエネルギー消費の異常が起きる仕組みを、
東京大の永井良三教授らのグループがマウスを使った実験で解明し、
ネイチャーメディシン(電子版)に発表。

エネルギー消費の異常は、肥満やメタボリック症候群の原因となり、
これらを治療するための新たな薬の開発につながると期待。

肥満は、食事によるエネルギーの摂取と消費のバランスが崩れた場合や、
筋肉でエネルギーの消費がうまくできなくなった場合に起きる。

血管や心臓の病気に重要な役割を果たしているタンパク質「KLF5」に注目、
働きを弱めたマウスを使って実験。

その結果、このマウスは食べるえさの量が多いのに太りにくく、
KLF5は筋肉で脂肪酸の燃焼(分解)やエネルギー消費を進める
遺伝子の働きを調節していることが分かった。
グループはさらに、遺伝子を働かせるメカニズムも突き止めた。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=73569

0 件のコメント: