2008年6月3日火曜日

最悪返上へ、秋田で15%減 宮崎はTシャツでPR 各地の自殺防止対策

(共同通信社 2008年5月28日)

自殺者を15%減らした秋田県。
宮崎県では、東国原英夫知事が青いTシャツ姿で防止のアピール。
10年連続で自殺者が3万人を上回る「自殺大国ニッポン」。
各地の自治体は防止対策に乗り出しているが、
目に見える効果を上げたケースは少ない。

自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)が、
1995年から全国最悪の秋田県。
お年寄りの孤立感をなくそうと、診療所の医師や保健師に、
うつ病の研修をしたり、相談施設を新設したりするなどして
昨年は前年比約15%の減少に成功。
県の担当者は、「個人ではなく、社会の問題ととらえることが重要」。

宮崎県は、2006年の自殺率が全国5位。
07年は、同年11月の時点で暫定値ながら全国2位となり、
今年4月に自殺対策センターを設置。

東国原知事は、「宮崎は明るい県民性で知られるのに、
自殺率が高いとは」と深刻に受け止め、
自ら青いTシャツを着て自殺防止をアピール。

青木ケ原樹海を抱え、04~06年に自殺者の増加率が最悪の山梨県
地元観光業者との連絡協議会を設置したい考えだが、
他県からの自殺者を防ぐ決め手はない。

今年に入り、急増した硫化水素自殺については、
自殺を促す表現とともに、硫化水素の発生方法を記したインターネット上の
書き込みを、警察庁が「有害情報」に指定するなどの取り組み。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=73786

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