2009年1月31日土曜日

人の細胞で立体ミニ人形 再生医療に役立つ可能性

(共同通信 2009年1月23日)

培養した人の細胞を立体的に組み上げ、
身長約5ミリのミニ人形を作ることに、
東京大生産技術研究所のチームが成功。

この技術を応用すれば、複雑な構造の人体器官や組織をつくれる
可能性があり、将来の再生医療に役立つ成果。

チームは、ゼリー状のコラーゲンを直径約0.1ミリのボール状にし、
外側を特定の種類の細胞で包んだカプセルを約10万個作製。
これを微細加工技術で作った鋳型に流し込んで、
身長約5ミリ、厚さ約1ミリの人形にした。
人形の内部の細胞が生きていることも確認。

培養した細胞は通常、ある程度の大きさ以上の塊にすると、
栄養が内部まで届かずに死んでしまうが、カプセル構造にすることで、
生きたまま立体構造にできた。

チームはカプセルに、人の肝臓の細胞を閉じ込め、細胞が働くことも確認。
竹内昌治・同研究所准教授は、「何種類もの細胞を組み合わせて、
生体のように機能する組織をつくりたい」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/1/23/86967/

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