(岩手日報 9月26日)
若い「脳力」で地域課題を解決しよう―。
県内大学の学生が、地域の医療・社会福祉、教育、経済などに
関する課題に取り組む「学生の地域参加プロジェクト」が
進んでいる。
県内5大学で構成する「いわて高等教育コンソーシアム」が
取り組む教育力向上事業の一環。
学生ならではの視点を生かし、独創的な活動を展開。
プロジェクトは、学生の発想力や行動力などを養うことを
目的に初めて実施。
1件当たり40万円以内の経費を支援。
本年度は、岩手医大1件、県立大4件の計5件。
岩手医大の医、歯、薬の3学部の学生からなる衛生検査部
(佐藤俊代表=医学部3年)は、
「地域医療の実態調査」を企画。
医療過疎の現状を把握し、問題点を検証。
10月中に、医師不足の原因や地域医療の現状などを
患者や医師らからアンケート調査し、
下旬に病院で直接話を聞く予定。
佐藤俊代表は、「地域医療の利点、欠点を探り、
今後に生かしたい」と意気込む。
県立大社会福祉学部で保育を学ぶ佐藤佳菜代表(3年)らの
グループは、高齢者と保育者対象に
「光るどろだんご作り指導者養成講座」を企画。
高齢者と子どもの世代間交流の推進などが狙い。
27日、滝沢村の同大で作り方を指導。
佐藤佳菜代表は、「作る楽しさを伝える人を増やし、
交流を通して保育について学びたい」
同講座、doronkotai@gmail.com
他プロジェクトは、次の通り(プロジェクト名、代表者、活動内容の順)
▽「STEP」(大越香澄=県立大社会福祉学部4年)
思春期の発達障害児とそのきょうだいに対する支援活動
▽「地域勉強会~ホームレス支援ボランティアから感じたもの~」
(触沢陽介=同)
ホームレス支援活動と行政機関、地域に対する勉強会の開催
▽「大学生の参加による観光資源を活用した地域経済活性化
のための研究」(熊谷歩=同大総合政策学部4年)
岩手の自然や歴史、食など地域資源を活用した
観光客誘致のための情報発信
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090926_9
0 件のコメント:
コメントを投稿