(岩手日報 9月26日)
おいしく地域を学ぼう―。
宮古・下閉伊、釜石、大船渡の3地域の小中学校などで、
地元の食材を使った給食や料理講習会が行われた。
子どもたちは郷土の食材に触れ、秋の味覚を堪能。
食で地域を体感する機会を楽しんだ。
「宮古・下閉伊地域たっぷり地場食材給食の日」は、
宮古地方振興局管内の5市町村で実施、
特産のサンマとシイタケを児童らが味わった。
宮古市藤原上町の藤原小(細越馨校長、児童91人)では、
田山清宮古地方振興局長とシイタケ生産者、
市魚市場職員らが児童と会食。
サンマは二色揚げにし、干しシイタケはきのこ汁に仕上げた。
「宮古のシイタケは日本一」、
「秋はサンマの脂がのっておいしくなる」など
生産者の声に児童は耳を傾け、地元食材に理解を深めた。
金沢楓花さん(6年)は、「サンマが一番おいしい。
地元のものをもっと食べてみたい」
5市町村の保育所と小中学校計78カ所で、
サンマとシイタケを使った給食が出された。
釜石市唐丹町の唐丹中(藤舘茂校長、生徒66人)は、
同校でサケの料理講習会を開いた。
参加した2年生20人は、地元産のサケを使った
メニューの調理を通じて食の大切さを学んだ。
唐丹漁協女性部のメンバーら9人が講師となって、
サケの親子丼、サケハンバーグ、サケのあら汁の3品を作った。
調理前、サケの雄と雌の違いなども説明され、
生徒は地元食材への理解を深めた。
中居林優唯さんは、「サケハンバーグは、肉で作ったものと
変わらない感じでおいしかった。家で家族と一緒に作ってみたい」
同講習会は、唐丹漁協女性部の鮭魚食普及運動の一環。
大船渡市教委は、「さんまの日」学校給食を同日から開始。
同市大船渡町の大船渡北小(上関みさ校長、児童252人)では、
「さんまのかば焼き丼」が出され、
児童は甘竹勝郎市長、金野大登教育長らと味わった。
柴田瞳さん(2年)は、「骨が軟らかくて食べやすい。
サンマはおいしいから大好き」
同日は盛小でもサンマ給食が出された。
同市では、2003年から9月30日を「さんまの日」とし、
サンマを使った学校給食を展開。
今年は25日~10月1日に、市内の22小中学校、
3460人を対象に行う予定。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090926_7
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