(東海新報 9月26日)
大船渡市は、10月から月一回、市職員を対象に
「エコ通勤運動」を実施。
現在ほとんどの職員が自家用車で通勤している中、
第3水曜日を基本に「脱マイカー」とし、
公共交通機関や自転車、徒歩で通勤。
市では、来年以降の継続や実施日増なども視野に入れ、
温室効果ガス排出削減や公共交通機関利用増といった
効果に加え、今後市内事業所に同様の動きが広がるか注目。
市内では、JR大船渡線や三陸鉄道南リアス線、
岩手県交通による路線バスなどの公共交通機関があるが、
いずれも自家用車の普及や少子高齢化社会の進展による
沿線人口減少などの影響から、利用者は年々減少傾向。
高齢者や児童生徒の利用手段としては欠かせない中、
公共機関維持には乗客増が急務。
通勤方法をマイカーから換えることで、
温室効果ガス排出量の抑制も見込まれる。
公共交通機関に対する実態認識を深め、
エコに対する職員の意識改革を図ろうと、
市では「エコ通勤運動」の実施を決めた。
10月から12月まで3カ月間実施。
毎月第3週を運動ウイークとし、水曜日を基本に職員が
公共交通機関や自転車、徒歩などで通勤。
市では、毎週水曜日を「ノー残業デー」として、定時退庁を提唱。
対象は、市役所本庁、三陸支所、市保健介護センターなどで
勤務する市職員約400人。
現在、公共交通機関を利用して通勤しているのは6人。
自転車や徒歩通勤も一部で、ほとんどがマイカーで通勤、
市役所本庁駐車場の大半は職員らの自家用車が占めている。
バス、列車とも、採算性確保などから運航便数削減が続き、
庁舎から離れた地域に住む一部職員は、
通勤手段確保が難しい場合も。
市では、複数職員による相乗りも認めている。
県内他市では、これまでに盛岡、二戸両市で実施。
実施状況を見ながら、来年以降の継続や回数の増加も検討、
「まずは、市職員が率先して行いたい」とし、
市内各事業所などへの広がりにも期待を寄せる。
該当日には、盛町内にある自宅から徒歩で通う予定という
甘竹勝郎市長は、「実際にやってみることで課題も多いが、
克服しながら取り組んでいきたい」
http://www.tohkaishimpo.com/index.html
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