(毎日 9月14日)
大学の教員が研究にあてる時間が、07年度は、
6年前に比べて約2割減ったことが、文部科学省の調査。
「成果の社会還元」が教育、研究に次ぐ第3の使命とされた
教育基本法改正などの影響で、講演や審議会出席などの
社会貢献や、学生の指導に割く時間が増えたため。
調査は、研究開発に投入された人的資源を調べるため、
5~10年ごとに実施。
08年11~12月、国内の大学の教員、博士課程在籍者ら
計1万1749人に、平均的な1日の勤務内容や年間休日数、
論文発表数などを尋ね、7050人から回答を得た。
その結果、大学教員では前回調査の01年度には
勤務時間の46.5%を自分の研究にあてていたが、
今回は36.2%に減っていた。
教育や社会貢献にかける時間は2~3割増えた。
博士課程在籍者でも、自分の研究にあてる時間の割合が、
前回の70.9%から65.9%に減った。
文部科学省の佐藤明生・調査調整課長は、
「教育や社会貢献も重要な仕事。
研究時間が減少したからといって、論文発表数などの成果が
著しく下がったというわけではなく、一概に可否は言えない」
http://mainichi.jp/life/today/news/20090915k0000m040086000c.html
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