2010年10月16日土曜日

農業観光の魅力向上へ 滝沢村でモニター調査

(岩手日報 10月10日)

滝沢村とNPO法人学生ビジニティいわて(佐々木正人理事長)は、
近年注目を集める参加・体験型の観光メニュー導入へ、
村内農家2軒を訪問するモニター調査を行った。

リンゴや野菜収穫の農業体験を提供しながら、
観光客のニーズを把握。
今月末に予定する、農村体験ツアーの魅力アップを探った。

農業観光活性化事業の一環。
県立大生ら9人に、モニターを依頼。
午前は、リンゴ栽培やもち菓子製造に取り組む同村大釜の
農業日向清一さん(60)宅を訪問。
昼食は、地産地消メニューを味わい、午後も野菜収穫に汗を流した。

日向さん宅では、色づき具合を判断してわせ「ふじ」を収穫したり、
サツマイモとリンゴの重ね煮を試食。
妻の陽子さん(58)は、「主催者が提案した、もみ殻で調理する
焼きリンゴなど、参考になった部分も多かった」

農業を軸にした観光メニューの導入は、農業体験を受け入れる
24軒を紹介している「たきざわNOSON(のーそん)マップ」の
発行がきっかけ。
農家の意識改革や新たな観光客開拓が狙い。

同村は、盛岡市のベッドタウンとして人口増加が続いてきた一方、
果樹栽培や酪農も盛ん。
村商工観光課の鳴海志帆主任は、
「滝沢は、観光地としては未開拓の部分が多い。
新しい住民に愛着を持ってもらい、さらには他県からの
誘客にもつなげたい」と、展望を描く。

今回の調査結果を基にした農村体験ツアーは30、31の両日に実施。
問い合わせは、学生ビジニティいわて(019・643・0235)へ。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101010_9

0 件のコメント: