2010年10月11日月曜日

肥満のツケは年間40万円に 米調査

(CNN 2010.09.22)

肥満人口が3分の1以上を占める米国で、
肥満は健康に悪いだけでなく、家計にも重くのしかかる、
という調査結果が発表。

ジョージワシントン大学のアビ・ドール教授(経済・健康政策)らは、
肥満に伴う医療費負担と医療費以外の負担について調べた。

その結果、年間経費は女性の場合、最大で4879ドル(約42万円)、
男性は2646ドル(約22万円)に上る。

内訳は、医療費以外では賃金や生産性の低下、
病欠に伴う収入の目減りや余分なガソリン代が大部分を占めた。
医療費は入院、通院、緊急治療費、往診代、処方薬など。

男女の差が大きいのは、主に賃金が原因。
共同研究者のクリスティーン・ファーガソン教授は、
「男性は、太り過ぎや肥満でも賃金には響かないが、
肥満の女性は、収入が大幅に低くなる確率がはるかに高い」

肥満になると、衣類や食事代もかさみ、大型の自動車や家具が必要。
こうした経費について、信頼できるデータがなかったため、
今回の調査対象から外したが、相当な額に上るはずだとドール教授。

健康のため、家計のため、やはり(肥満の人は)痩せた方が良さそう。
ファーガソン教授は、「少しずつでも痩せれば、健康への影響だけでなく、
ほかの経費負担も減らせるかもしれない」

http://www.cnn.co.jp/fringe/30000293.html

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