2010年12月9日木曜日

水沢鋳物組合が台湾出展へ 今月の国際博覧会

(岩手日報 12月2日)

水沢鋳物工業協同組合(及川敬理事長)は、
台湾・台北市で開かれる台湾国際茶葉博覧会に、
南部鉄瓶を出展する。

企業単位で海外の商談会に参加する例はあるが、
組合として国際博覧会に出展するのは初めて。
同博覧会は、茶や茶具などを展示販売、商談を行う事実上の見本市。
茶湯に適した南部鉄瓶は台湾や香港、中国で人気が出ており、
アジア戦略を加速させる。

同組合が出展するのは、南部鉄瓶80点、急須30点の計110点。
展示販売のほか、現地の茶業者との商談をメーンに、
茶湯に適した製品の魅力を現地のバイヤーなどに売り込む。

同組合によると、南部鉄器は台湾の出版社が同組合などを
取材して発刊した冊子のPR効果で、知名度を上げている。
6月、東京都内で開かれた見本市でも、鉄瓶は例年以上に
台湾人のニーズが高かったため、今回の出展に踏み切った。

今年の上海万博では、県と中国上海市の上海大可堂茶業有限公司、
雲南省プーアル市の3者の共同ブースで、プーアル茶に適した
南部鉄瓶を世界に発信。
アジアで、人気は高まりつつある。

「南部鉄器は、本県の海外展開の重要品目」
(福沢淳一県産業経済交流課総括課長)だけに、
組合として海外に打って出る試みが注目。

博覧会は24日から3日間、台北市内の展示ホールで行われ、
数万人の来場が見込まれる。
同組合は、及川理事長ら6人がセールス展開する計画。

同組合の後藤安彦事務局長は、
「この機会に台湾、中国、香港で人気が高まっている南部鉄瓶を
大いにPRし、販路拡大したい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101202_5

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